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〒211-0004 川崎市中原区新丸子東2-908-8

ダイヤモンド又はcBNホイ−ルのご使用上の注意

ダイヤモンド又はcBNホイ−ルのご使用上の注意

ダイヤモンド(cBN)工具をご使用にあたって、いくつかの注意が必要です。 ご確認ください。
機械の状態

● 研削盤としては、より剛性を持ち、精密度が高いものが要求されます。

● 一般的に、研削作業においては切り屑はμm単位であり、仕上面は凸凹が極めて小さく寸法精度も高いものです。

● 従って、スピンドルの芯振れや振動、ガタつきなどがある場合、良好な研削はできません。

● 機械のガタつきなどがある場合は研削前に調整してお使いください。

研削速度

● 研削速度は、ホイ−ルの周速度に代表されます。ホイ−ルの周速度とはホイ−ルの
  周速度 = ホイ−ル外形(D) × π(3.14) × ホイ−ル軸回転数で算出されます。

● 必要以上のホイ−ル周速は、目詰まりや目潰れを早め、振動を発生させるため、仕上面も悪影響を受けます。

● また、必要以下のホイ−ル周速は、ホイ−ルのライフを短くし、能率の良い研削が望めません。

● 一般の適性ホイ−ル周速度として、下記の速度で使用されることをお勧めします

切込み量

●過大な切込み量はホイ−ルのライフを極端に短くし、研削焼けの原因にもなります。

●また、過小な切込み量は目詰まりや目潰れを招き、研削能率を著しく低下させます。

●スパ−クアウトは必要最小限度の時間で行うことをお勧めします。

●一般の適正切込み量として、下記の量で使用されることをお勧めします。
表示される
粒度
〜100 100
 〜140
140
 〜170
170
 〜240
240
 〜320
320〜
切込み量
(mm)
0.03
以内
0.025
以内
0.02
以内
0.015
以内
0.010
以内
0.005
以内

研削液

● 研削液は研削温度の低下、研削性能の向上、仕上面精度の向上などの目的で使用さ れます。

● 研削液に要求される性質には、冷却性・浸潤性が優れていること、加工表面を侵さないこと、流動性が良く洗浄作用が大きいこと、長期間変質しないこと、皮膚を侵さず悪臭がないことなどが挙げられます。

● 研削能率と石鹸水に溶解したエマルジョンタイプでも大丈夫です。
重要なのは、研削点に十分注水するように工夫することです。なお、cBN砥石については、硫塩化オイルの使用が最適です。


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